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2017-10-14

あそびワークショップ in ウズベキスタン 2017

あそびワークショップ in ウズベキスタン

メンバーの安田一貴は、2011年から2014年まで国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊として、ウズベキスタンの小児病院で活動していました。

帰国後、Hospital Play Specialist(HPS)の資格取得のために学びながら、

「いつかHPSのワークショップをウズベキスタンでやりたい」と

なんの計画もなし、夢だけを語っていました

それから3年が経ち

その活動を2年連続で開催することができました。今年は第2弾です。

不思議と、夢を語ると、熱い志を持つ仲間が集まり、

120%の力で一緒に協力してくれます

そして、絶対に1人ではできないことが実現します

僕は本当に素敵な仲間たちに恵まれて、

この活動が実現できていると強く感じます

今年も、HPS Japanから3名、

現地で活動中の青年海外協力隊と一緒に活動しました

JICAウズベキスタン事務所にもとても大きな協力をいただきました

活動場所は

「タシケントの血液学小児病院」

「フェルガナの国立児童社会適応センター」です

2011年

僕は、タシケントの血液学小児病院に、初代の青年海外協力隊として派遣されました

活動当初、医師から

「プレイルームはいらない」

「壁に物を貼ったり、飾ったりしてはいけない」

「病室に入ってはいけない」

「外部の人を病棟に入れてはいけない」

そんなことを言われていたのを、ふと思い出しました

あれから6年が経ち、今、三代目の隊員が活動しています

新病棟に生まれ変わり、

あたたかいプレイルームがあって

あそびが日常的で、

僕のことを覚えていてくれる、かつて一緒に活動した仲間たちいて、

外からやってきた僕たちを歓迎してくれて、自由に活動させてくれます

今年は、プレイルームに出ることができない子どもたちへの病室訪問の時間も多くとりました

その空間と、その雰囲気と、その想いに

自分の足跡が残っていることと

2代目、3代目の隊員の力を感じて

言葉にはあらわせない感動がありました

フェルガナの国立児童社会適応センターでは、

活動の終盤戦をむかえた隊員がいます

センターの職員、子供たち、家族、みんなから信頼されて、

彼のもとに人が集まり、笑顔がうまれる

そして、その笑顔がまた他の人を笑顔にする

去年よりもその繋がりを強く感じました

言葉の壁を感じることはあるかもしれません

言葉が通じたら、もっとできるあそびが広がるかもしれません

だけど、それでも、

子どもたちの表情が変わる瞬間、

こころが動く瞬間を

つくりだして、感じることができます

活動の本当の価値、答えは

大人が評価するのではなくて

すべて子どもたちが教えてくれます

夕方には、片麻痺のある少年のお家へあそびに行きました

兄弟や親戚の子どもたちとみんなで一緒に

身体を動かして、汗をかいて、大きな声で笑いました

誰かに意図された訓練プログラムではなく、この自然なあそびこそが、

障害や病気の有無に関係なく

子どもたちのこころと身体を育てる最高の環境なのかもしれません

帰り、お父さんから

「うちの家の扉はあなたたちのために、いつでも開いている、またあそびに来てください」という言葉がありました。

ウズベク人はお客さんを大切にして、心から歓迎し、おもてなしをする文化です

日本で「ウズベキスタンへ行く」

と言うと、「危険な国」、「無事に帰ってこられるの?」

そんな言葉が多く聞こえてきます

そのウズベキスタンで、街を歩いていると

平日の昼間にのんびり散歩する人たちの姿があって

初めて会う外国人の私たちに、気軽に声をかけ、

何気ない会話をしたり、家族の話をしたり

果物をもらったり、一緒に写真を撮ったり、

帰りの車がなくて困ったら電話してくれと、言われたりもしました

ときには、定員オーバーでも、みんな一緒に車に乗せて送ってくれたりもしました

本当に危険な国なのかな?

日本人は海に囲まれた土地で生活をして、外国が遠くて

外の世界、未知の世界を少し怖がるのかもしれません

でも、一歩、外に出ると、大きな世界が広がっていて

自分を成長させてくれるチャンスがたくさんあります

この活動を通じて

なぜ今の自分があるのか、夢があるのか、原点を思い出します

やりたいこと、信じることにむかって

熱い想いを持って、たくさん悩みながら

まっすぐ強く、進めばいい

想いをコトバにして、夢をカタチにする

今まで、そうやって生きてきたから

これからも、そうやって生きていきたい、大切な仲間と一緒に

疲れてない? とよく聞かれるけど

疲れは全然なくて、心地よい充実感

誰かに言われて、縛られて、やらされている活動ではないから

自分たちの力で動かす活動だから

きっとそう感じるのだと思います

来年もまたやろう!!

そんな会話がすでに始まっています

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