2018.8.5 埼玉県越谷市 デリバリーPLAY&PHOTO
今回は埼玉県越谷市でダウン症や自閉症など様々な障害のあるおともだちのグループに向けてのデリバリーPLAY&PHOTOの活動をしてきました。
昨年の11月にも同じように呼んでくださり、ぜひ!今年も!と声をかけて頂きとてもうれしい気持ちで行かせて頂きました!
参加してくれたおともだちは6ヶ月の赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで。きょうだいさんやご両親、ご家族みなさんで参加してくださった方々もいてとてもにぎやかな時間でした。
今回は今年度頂いた助成金で購入した新しいおもちゃや写真のスタジオ撮影セットなども増え、さらにパワーアップした形での初出動でした!!
今回の活動のレシピは ・自己紹介ゲーム ・写真の台紙作り(技法→ビー玉ころがし) ・フォトスタジオセットでの家族写真撮影 ・厳選したおもちゃたちをつかったおもちゃの広場 でした!!
昨年も参加してくださったご家族もいましたが、初めましてのおともだちもたくさんいて初めは少し緊張気味な空気。まずは自己紹介ゲームからスタート! 自分で呼んでもらいたい名前を言って、みんながその名前を呼ぶという単純なゲーム。でも大切な自分にしかない名前を呼んでもらえることは幸せなことだと思います。初めはドキドキして小さな声だったおともだちも繰り返していく中でだんだんと堂々と大きな声で自分の名前やおともだちの名前を言えるようになっていくそんな変化を見ることができました。自分の番だということがわかりやすいようにエアバルーンというボールのおもちゃを使い、もらったら自分の番。という形で進めていきました。
ママ達も一緒に楽しみ場が和んできたところで写真の台紙作りへ。 今回はビー玉と絵の具を使った作品を作りました。 100均で手に入るクリアケースの中に白い画用紙を用意。その中に好きな色の絵の具を付けたビー玉を入れて蓋をしめ、そのビー玉を転がす。たったそれだけで素敵なアート作品になります。 クリアケースの中で動くビー玉の動きを目で追ったり、カタンと鳴る音や手に伝わる振動を感じたり、どんどん変化していく模様を見たりと簡単でありながらたくさんの要素が詰まっているあそびです。何よりも失敗がないというところがこのあそびのpointかなと思っています。みんなとっても集中していて手を止めずにひたすら真剣に取り組んでいる姿がありました! あるお母さんが”いつもすぐ飽きちゃうけど、やめないってことは楽しいってことですよねー!”と嬉しそうにお話してくれていました。
そしてそんな作品づくりをしながらフォトスタジオセットでの写真撮影も同時に。 今回はお花の専門家である福村さんが私たちの活動のために夏バージョンの背景セットを作成してくださったのでかわいい夏らしいひまわりなどのお花の背景を使って写真撮影を行いました。頭に被れるような花の冠や手に持てるような大きなひまわりや小さなブーケも用意してくれたのでこどもたちが”これ!”と選ぶことができ、目をキラキラさせるこどもたちの姿が印象的でした。
最後はみんながあそびたくてたまらなかった厳選したおもちゃを活用したおもちゃの広場。 今まで活動で使ってきた木のおもちゃにさらにプラスして購入した新しいおもちゃたちも加わり、とても素敵な空間ができました。 障害や病気のあるこどもたちのあそびを専門としてきた視点を持って選んだ木のおもちゃを中心とした私の尊敬する大好きなおもちゃたち。こどもたちがたくさんたくさん触ってくれて、遊んでくれておもちゃ達もキラキラと生きていました。 木の温もり、重量感はプラスティックなどでは出せない良さがあり、こどもたちの心をくすぐるオーラが出ていると思います。 楽器系のおもちゃ、積み木系のおもちゃ、車系のおもちゃ、ひのきのたまご、そしてダイナミックに遊べるボールプールなど、数え切れないほどのおもちゃやあそびができるようになりました。
1つ1つの遊びに解説をつけたいところですが、おいおいブログで紹介きていこうと思います。 こどもたちはあそびの中で選択肢がたくさんあることで”これたのしい!””これが好き!”というものをたくさん見つけて帰ることができたようで遊びきったみんなの表情はとてもキラキラしていました。
“いつも来ている場所がこんなにも変わっちゃうなんてすごいですね!”というお母さんのご感想を聞けてこの活動の意味が伝わっているんだなと思いとても嬉しかったです。 昨年参加してくれていたこどもたちの成長を感じたり、新しいおともだちがあそびの中で色んなことを発見して心が動く瞬間を見せてもらったり、なかなか場に慣れずにいたおともだちが”たのしい”を見つけて帰っていけた姿を見せてもらったり…!私たちが宝物をたくさんもらってとても幸せでした! そして今回、関西方面から仕事の休みをとってまで力強い同志かいとくんとちえちゃんが活動に参加してくれました。私たち夫婦2人も障害や病気のあるこどもたちの専門家ですが、活動に参加してくれた2人も同じく専門家です。場所は離れていても常にそれぞれの現場で同じような視点でこどもたちへ関わっているのでとても信頼して一緒に楽しんでもらうことができました! そしてお花の専門家福村さんも加わり、同じように熱い想いをもつ様々な分野の方々と手を繋いでこの自分たちの大好きな活動を続けていけることがとても幸せだなということを強く感じた1日でした! たくさん遊んでくれたご家族のみなさん、遠方から活動に参加してくれた仲間たち、たくさんたくさんあそんでくれてありがとうございました!! いつも応援してくださる全てのみなさまに感謝!!