あっくんのお家へ出張し、家族写真を撮影させていただきました。
あっくんはプロテインC欠乏症というとても珍しい病気で
生まれた時から、
目が見えない、お話ができない、歩くことができない、口から食べることができない
という重い障がいと向き合ってきました。
お母さんからは、
「目が見えないと宣告されてから、一気に全てが白黒の世界にしか見えなくなってしまい、写真を撮ること、服を選ぶことさえもわからなくなった時期がありました。」というお話も伺いました。
そんなあっくんのご家族から、家族写真撮影のご依頼をいただき、
優しい笑顔と、温かい瞬間を一緒に共有させていただきました。
撮影した後に、プリントした写真を見て
みんなで「素敵な写真だね」と、心から感じながら、お話をしました。
「素敵な写真」
それは、撮影の瞬間に、
撮る人、撮られる人、
そこに集う人の想いが重なって、創られる空気感があって、
撮らせてくれるんだなと強く感じました。
そんな写真との出会いが、本当に嬉しくて、写真家としての活動を続けることができます。