高校卒業の記念撮影。
今回の撮影は、「振袖を着て写真を撮る」だけではありませんでした。
どの柄が好きか、
どんな色が好きか。
たくさんの着物の中から、
自分で選ぶところから始まりました。
選んだ柄で、
身体の状態に合わせた
“バリアフリー仕様の振袖”を仕立て、
その振袖を着て卒業式にも参加しました。
そして撮影当日。
「こんな感じが好き」
「こうしてみたい」
ヘアメイクでも、その子自身の“好き”を大切にしながら準備。
思い出がたくさん詰まった神社にも行き、
家族みんなで、大切な節目の時間を過ごしました。
“自分で選ぶ”
“自分の好みを表現する”
“社会の中で、それを楽しむ”
一見当たり前に見えることも、
病気や障がい、医療的ケアがある中では、
たくさんの工夫や準備、
そして「やってみよう」を支える人たちの存在が必要なことがあります。
だからこそ今回の撮影には、
ただ写真を残す以上の、大切な意味がたくさん詰まっていました。
そして今回の撮影は、私にとっても、とても思い出深い時間でした。
振袖選びの時間から、ヘアメイク、卒業式、神社での撮影まで。
ひとつひとつの場面に、
ご本人やご家族の想い、
そして“ここまで積み重ねてきた時間”が詰まっていて、
一緒にその瞬間に立ち会わせていただけたことを、
本当に嬉しく思っています。
私たちは、写真を撮ることだけを目的にはしていません。
その子らしく選び、挑戦し、家族で心に残る時間を過ごす。
そんな“体験”そのものを、これからも届けていきたいと思っています。































