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2019-09-06

谷さんより

私たちの愛すべき娘は2018年10月4日に3歳という短い生涯で幕を閉じました。

娘、英里愛(えりあ)は出生前診断で医師から18トリソミーという先天性疾患と重度な心疾患を告げられ、大変厳しい状態で産まれてきました。

医師からはお嬢さんの命は一年も生きられない、今のうちに沢山の思い出を作ってあげて下さいと残酷な言葉を突きつけられました。

しかし、そんな中でも娘は私たちの期待に必死に応えてくれて24時間看護体制で少しずつ成長してくれました。

そして、娘が2歳を迎えたある日、素晴らしいカメラマンがいると紹介を受け、安田夫妻と出逢わせて頂きました。

私たちはすぐに愛する娘の最高に可愛い姿を撮って貰いたい!と自宅での家族写真を依頼しました。

初めは娘も私たちも緊張しておりましたが、安田夫妻が色々なおもちゃで誘導し遊んでくれるうちに…するとどうでしょう。娘の表情が一変して目をまん丸くして不思議そうに見たり、お口を大きく開けて喜んでいたり、笑顔やキラキラとしたその眼差しに私たちはとても感動いたしました。

あんなに活き活きとしている娘の姿をもっと撮って貰いたいと心から願いました。

それから、ひな祭りや昭和記念公園のチューリップ畑、スヌーズレンやおもちゃ美術館と、とにかく娘の成長と思い出と記念に沢山の素敵な写真を撮って頂きました。

さらに昨年は七五三の約束もしておりました。

そんな矢先、娘は一人静かに息を引き取り、神様の元へ還りました。

私たちは七五三の代わりに最期まで懸命に闘った娘の勇姿を撮って頂こうと決意して安田さんに撮影をお願いしました。

そんな時でも安田さんは誠実に向き合って本当に心のこもった優しさ溢れる温かい写真を撮って下さいました。

それは私たちにとって永遠に忘れることのない宝石のような家族の愛の記録です✨

そして、今でも私たちと共に英里愛ちゃんは生きています。

このプロジェクトを通して、沢山の思い出と宝物を胸に私たち夫婦は前を向いて歩いて行けます。

安田夫妻のその素晴らしい活動をこれからもずっと娘と共に心から応援いたします。

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